両替レート
|
|
【2025年3月26日】タイ警察中央捜査局(CIB)は、病院内で続いていた薬品不正流通を断つため、「スヤップ・ナキー作戦」を展開。医師の肩書を持つ女を含む8人を逮捕したと発表した。まさに電撃的な瞬間だった。
不正は2018年から2025年まで続いていた。単発だったのか、それとも計画的だったのか──今となっては、誰にも分からない。中心にいたのは、医師の肩書を持つ女。病院という制度の内側から、外の市場へ“何か”を流していたのだろう。6つの供給ルート、統率役「母チーム」、その下に広がる80〜100人規模の子チーム。報酬は、母に1,500バーツ、子に500バーツ。さらに薬品を持ち出した者には、医療費の10%が報酬として支払われていたという。
制度を利用したのか、すり抜けたのか。その違いは、もう意味を持たない。CIBは静かに網を張り、ある時点で決断した。包囲、確保、送致──すべては静かに、しかし正確に行われた。
「なぜ今だったのか?」そう問う声はあるが、誰も答えようとはしない。ただ、CIBがいた。それだけが、確かなことだった。
タイ警察中央捜査局(CIB)
プロフェッショナルで中立、国民と共に。
関連記事