タイ労働局、日本での技術実習プログラムの応募受付開始～タイ人女性を対象

タイ労働省雇用局は、日本での就業体験を希望するタイ人女性を対象にした技術実習プログラム第3期の応募受付を開始しました。このプログラムは、日本の国際人材育成機構（IM Japan）との連携により実施されるもので、2025年の実施分として応募は3月28日まで受け付けています。申請はインターネット上で行うことができ、期間中は土日祝日も含め24時間アクセスが可能です。2025年3月26日にタイ政府メディアNNTが伝えています。

応募できるのは、20歳から30歳までのタイ人女性で、健康状態が良好であること、高校卒業または職業訓練校修了の資格を持つこと、身長が150センチ以上であることなどが条件となります。さらに、過去に犯罪歴や日本での出入国に関する違反歴がないことが求められます。

選ばれた実習生は、日本国内の製造業関連分野で3年間の実地研修を受けることになり、渡航費、宿泊費、水道・電気代は全て支給されます。初月には8万円の手当が支給され、2か月目以降は日本の法定最低賃金にあたる17万円以上の月給が支払われます（残業代は別途）。

プログラム修了後には、公式な修了証明書が授与されるほか、帰国後のキャリア支援として60万円相当の再統合支援金が支給される予定です。なお、選考では体力測定および日本語の筆記試験が行われ、合格者の氏名はタイ海外労働管理局のウェブサイトおよびFacebookページで公表されます。