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タイ法務省は2025年3月25日、創設134周年を記念する式典をバンコクで開催し、「134年の司法――信頼、アクセス、国民の拠り所」をテーマに、司法制度の重要性と今後の方向性を改めて示しました。タイ政府メディアNNTが伝えています。
式典では、1891年3月25日に同省を創設したラーマ5世(チュラーロンコーン大王)の功績に敬意が表され、これまでの歩みを振り返るとともに、すべての国民に平等な司法アクセスを提供するという使命が再確認されました。
タウィー・ソッドソン法務大臣(警察大佐)の主導のもと行われた式典では、優秀な公務員や法学研究で顕著な成果を挙げた個人への表彰が行われました。授与された賞には、法務功労章、2024年度優秀公務員賞、2023年度優秀法学研究賞などがあります。
大臣はスピーチの中で、法の支配を支える中核機関としての役割を強調し、「人間の尊厳を守り、公正で説明責任のある司法制度を築くことが、今こそ重要である」と語りました。また、司法改革やIT技術の活用による業務効率の向上についても言及し、「国民が司法を信頼し、必要なときに頼れる制度でなければならない」と述べました。
式典では宗教儀式のほか、慈善募金活動、タイ赤十字社と協力した献血キャンペーンなども行われ、市民との連携も重視されました。
法務省は今後も、透明性・効率性・公平性をもって国民に奉仕する司法機関としての責務を果たしていくとしています。
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