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【2025年3月26日】水かけ祭りで知られるタイ正月「ソンクラーン」を前に、外国人観光客からの関心が大きく高まっています。グローバルホテル予約プラットフォーム「SiteMinder」のデータによりますと、4月10日から17日の期間におけるホテル予約のうち、外国人によるものが全体の86%を占める見込みで、前年同期比で15%増加しています。タイ政府メディアNNTが伝えています。
目的地別ではサムイ島が最多で、予約は前年より65%増加しています。タイ出身の世界的スーパーステーのBLACKPINKリサも出演した国際的なテレビシリーズ『ホワイト・ロータス』に登場したことも、関心の一因とされています。このほか、チェンマイでは41%、バンコクでは20%の増加が確認されています。
同期間中の平均宿泊日数は、2024年の2.41泊から2.59泊へと延びる見通しです。サムイ島では3.80泊と、最も長い滞在が予想されています。宿泊需要の高まりを受けて料金も上昇しており、サムイ島の1泊あたりの平均宿泊料金は11,073バーツ、プーケットでは5,889バーツで、それぞれ前年より38%、8.1%高くなっています。
旅行需要の増加は、政府による観光促進策や、タイの文化遺産に対する国際的評価の高まりに支えられています。ユネスコがソンクラーンを「人類の無形文化遺産の代表リスト」に登録したことも、国際的関心の一因とされています。
当局によりますと、ソンクラーン関連の観光によって、4月中に2百億バーツを超える収益が見込まれているということです。
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