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タイは、2025年版「世界幸福度報告書」において、前年の58位から49位へと順位を大きく上げました。平均スコアは6.22で、ASEAN加盟国の中では第3位にランクインし、アジア地域では最も急上昇した国となりました。2025年3月25日にタイ政府メディアNNTが伝えています。
この報告書は、オックスフォード大学とそのパートナー機関によって作成されており、ギャラップ世界世論調査などの国際的なデータを基に毎年発表されています。
ASEAN諸国の中でタイより上位に入ったのは、シンガポール(34位)とベトナム(46位)のみです。そのほか、フィリピンは57位、マレーシアが64位、インドネシアが83位、ラオスが93位、カンボジアが124位、ミャンマーが126位となっています。なお、フィンランドは8年連続で世界1位を維持しています。日本は55位でした、
報告書では、「腐敗の認識」「人生の選択の自由」「社会的支援」「健康寿命」「寛容さ(寄付など)」「一人当たりGDP」という6つの主要指標に基づいて各国の幸福度を評価しています。タイは特に「社会的支援」の項目で世界8位と高い評価を受けており、家族の絆や地域社会のつながりの強さが評価につながりました。
一人当たりGDPでは81位にとどまりましたが、近年の経済発展や社会の安定が、生活の質や将来への安心感に寄与しているとみられています。複数の指標において改善が見られ、国民全体の幸福感が高まっていることがうかがえます。
関係当局は、「今回の結果は喜ばしいものですが、今後も引き続き国民の幸福度を高めるための取り組みが必要です」とコメントしています。今後も社会的支援の充実や経済基盤の強化を通じて、持続可能な幸福社会の実現を目指すとしています。
1位 フィンランド
2位 デンマーク
3位 アイスランド
4位 スウェーデン
5位 オランダ
6位 コスタリカ
7位 ノルウェー
8位 イスラエル
9位 ルクセンブルク
10位 メキシコ
11位 オーストラリア
12位 ニュージーランド
13位 スイス
14位 ベルギー
15位 アイルランド
16位 リトアニア
17位 オーストリア
18位 カナダ
19位 スロベニア
20位 チェコ
21位 アラブ首長国連邦
22位 ドイツ
23位 イギリス
24位 アメリカ合衆国
25位 ベリーズ
26位 ポーランド
27位 台湾
28位 ウルグアイ
29位 コソボ
30位 クウェート
31位 セルビア
32位 サウジアラビア
33位 フランス
34位 シンガポール
35位 ルーマニア
36位 ブラジル
37位 エルサルバドル
38位 スペイン
39位 エストニア
40位 イタリア
41位 パナマ
42位 アルゼンチン
43位 カザフスタン
44位 グアテマラ
45位 チリ
46位 ベトナム
47位 ニカラグア
48位 マルタ
49位 タイ
50位 スロバキア
51位 ラトビア
52位 オマーン
53位 ウズベキスタン
54位 パラグアイ
55位 日本
56位 ボスニア・ヘルツェゴビナ
57位 フィリピン
58位 大韓民国
59位 バーレーン
60位 ポルトガル
61位 コロンビア
62位 エクアドル
63位 ホンジュラス
64位 マレーシア
65位 ペルー
66位 ロシア連邦
67位 キプロス
68位 中国
69位 ハンガリー
70位 トリニダード・トバゴ
71位 モンテネグロ
72位 クロアチア
73位 ジャマイカ
74位 ボリビア
75位 キルギスタン
76位 ドミニカ共和国
77位 モンゴル
78位 モーリシャス
79位 リビア
80位 モルドバ共和国
81位 ギリシャ
82位 ベネズエラ
83位 インドネシア
84位 アルジェリア
85位 ブルガリア
86位 北マケドニア
87位 アルメニア
88位 香港
89位 アルバニア
90位 タジキスタン
91位 ジョージア
92位 ネパール
93位 ラオス人民民主共和国
94位 トルコ
95位 南アフリカ
96位 モザンビーク
97位 ガボン
98位 コートジボワール
99位 イラン
100位 コンゴ
https://data.worldhappiness.report/table?_gl=1*11ra5ro*_gcl_au*MTA1NDE3NDQzLjE3NDI5MjU1MTg.
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