パタヤ・ウォーキングストリートで錯乱したチュニジア人の男が騒動、バー女性を人質に

タイ東部チョンブリ県のビーチリゾートであるパタヤの繁華街ウォーキングストリートで2025年3月25日午前9時30分頃、チュニジア国籍の男が錯乱状態に陥り、バーで働く女性を人質に取る騒動が発生しました。

警察の発表によりますと、男はタイ人女性と共に店内で飲酒していた際、突如「金を盗まれた」と叫び、ビール瓶を叩き割って鋭利な破片を作り、それを女性の首元に突きつけて脅迫しました。その後、他の客に対しても襲いかかろうとし、店内は一時騒然となりました。

現場にはパタヤ警察署のパトロール部隊や観光警察、パタヤ市当局が出動。説得を試みましたが、男は罵声を浴びせ、中指を立てるなど錯乱状態が続いたため、約1時間後に突入を決断しました。

その後に男の身柄を無事に確保。確保後も男は意味不明な発言を繰り返し、警察官に対して暴言を続けていたということです。

現在、警察はこの男に対し「酒に酔って公共の場で迷惑行為を行った罪」での立件を予定しています。

観光都市パタヤの安全を守るため、パタヤ警察は「市民と観光客の安心を損なう行為には、全力で対処する」としています。