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2025年3月22日夜、タイ東部チョンブリ県バンラムン郡(パタヤ)にある寺院で修行中の僧侶見習いの少年が、指導僧から暴行を受けて重傷を負ったとして、少年の母親が警察に被害届を提出しました。各報道が伝えています。
母親によりますと、16歳の息子は僧侶見習いとして出家中で、寺院での仏教研修に参加していたところ、指導を担当していた僧侶に木の棒で身体や顔を何度も叩かれ、顎を2か所骨折する重傷を負いました。現在はチョンブリー病院で緊急手術を受けているということです。
暴行があったのは、同日午前9時頃とみられており、他にも僧侶見習い3人が被害を受け、1人は頭部に裂傷、残る2人も打撲などの軽傷を負って病院で治療を受けています。
事件のきっかけについては、「朝になっても僧侶見習いたちが起きなかったことに腹を立て、指導僧が木の棒で叩いた」との話が伝えられています。
母親は「息子は素直で真面目な子で、小学生の頃から出家を希望していた。体罰を全否定するわけではないが、今回のような重傷を負わせるような暴力は到底許されるものではない」と話しており、「今後も同じ寺で修行を続けなければならないことを考えると非常に心配。二度と同じようなことが起きないよう、責任を明らかにしていきたい」と語っています。
一方、寺院側の僧侶によりますと、加害者とされる指導僧は当該寺の所属ではなく、バンコクにある有名寺院から派遣されてきた僧侶で、パーリ語による仏教研修のために1か月間だけ施設を借りていたということです。今回の出来事についても、当該寺院とは直接関係がないと説明しています。
現在、地元の行政官や警察が現地で調査を進めており、関係者への事情聴取を通じて、法に基づいた対応が取られる見通しです。
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