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中国がカカオ輸入先を多様化へ、タイ産に注目集まる可能性も

2025年3月24日 配信

中国・廈門(アモイ)にある国際貿易促進局の報告によりますと、世界的なカカオ価格の上昇と需要の拡大を背景に、中国の輸入業者が新たなカカオ供給先を模索していることが明らかになりました。2025年3月23日にタイ広報局が伝えています。



2024年に中国が輸入したカカオ製品の総額は13億3,500万米ドルにのぼり、前年と比べて29.29%の増加となっています。主な輸入元はマレーシア、インドネシア、シンガポール、イタリア、ベルギーなどで、タイからの輸入は全体のわずか0.36%にとどまっています。

一方で、カカオ豆の輸入に関しては、輸入量が前年比で20.80%減少したものの、輸入額は86.92%増加し、7,234万米ドルとなりました。主な供給国はエクアドル、パプアニューギニア、トーゴ、ギニア、ガーナなどで、タイは第8位にランクインしています。中国のカカオ豆輸入におけるタイのシェアは0.27%、金額では194,396米ドルとなっています。

タイは熱帯気候により、カカオの栽培に適した環境を有しています。また、タイ政府はカカオを主要な経済作物として育成する方針を示しており、農家や地域コミュニティ向けに研修を行うほか、GMP(適正製造規範)やHACCP(危害分析重要管理点)といった国際基準の認証取得を支援しています。

こうした取り組みによって、タイ産カカオの国際的な知名度が高まり、中国を含むさまざまな市場への輸出拡大が期待されています。

 

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