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”侍ファイター”中村慎之介、フランス人選手相手に久しぶりの勝利~ラジャダムヌンスタジアムを沸かせる

2025年3月23日 配信

慎之介陣営、勝利後記念撮影

タイ在住のムエタイ選手、中村慎之介は3月21日、久しぶりにラジャダムヌンスタジアムのリングに登場、フランスのサム・ワイルドカードムエタイに判定勝ち、連敗から脱出して、2022年12月以来の勝利を飾った。



中村慎之介選手は長野県出身の32歳、2017年に単身で武者修行で来タイし、そのまま拠点をタイに移して戦い続けている。足掛け8年で、タイ、カンボジア、中国、マレーシアで50戦以上のプロファイトを経験してきた。これまで59戦で37勝を記録している。2023年3月にはコラートの刑務所内で行われた「リアルプリズンファイト」に出場して、受刑者ファイターとも戦ったことがある。2023年10月、2024年1月にはRWS(ラジャダムヌン・ワールドシリーズ)に出場している。

これまでテレビ中継のあるムエタイスーパーチャンプ興行などに出場して、勝利を重ねてきた慎之介だが、2022年12月からは勝ち星に見放され、二度のRWS、リアルプリズンファイトも含めて連敗、ここ半年は一旦帰国して、三重、長野でトレーナーとして活動していた。連戦のダメージも抜けたところで、タイに戻り、本格的な練習を再開し、今回のラジャダムヌンスタジアムでの「ラジャダムヌンノックアウト」興行へ出場の運びとなった。

今回の試合にあたっては、対戦相手のサムの減量がうまくいかず、直前で契約体重が60キロから62キロに変更されるハプニングもあった。ブランク明けの32歳の慎之介に対して、サムは21歳、これまでフランスとタイで43勝10敗の戦績を残し、直近の1月の試合では、右ヒジをタイ選手の顎に決めてラジャダムヌンでKO勝利しており、勢いがある。

慎之介の右ヒザ攻撃

慎之介対サムの試合は当日の第2試合に組まれた。3分3ラウンドで行われたこの試合、1ラウンドはパンチ主体で積極的に前に出るサムに慎之介が押されるも、2ラウンドからは慎之介の左ハイキックがサムの首に当たり出して、会場を沸かせる。慎之介は3ラウンドには左右のヒザを何度もサムのボディに突き刺してダメージを負わせて、勝利を決定づけた。判定は1人のジャッジはサムを支持して1‐2で割れたものの、判定は慎之介、2022年12月以来の勝ち星をあげた。

積極的に慎之介を攻めるサム_1

連敗について慎之介は「試合内容は良かったものの判定に恵まれなかった試合もあり、気にしていない」とのことだったが、久しぶりの勝利に、慎之介はリング上で安堵の表情を浮かべていた。

第3ラウンドの攻防

試合後は日本人や外国人の観客からの写真撮影攻めに会っていた慎之介、来月にもラジャダムヌンノックアウトに出場する計画がある。

「半年のブランクで試合勘が戻らず、初回はパンチをもらってしまった」と語る慎之介、次回の試合については、「今回は62キロとベストの体重ではなかったが、次回は60キロで試合をして、もっと良い動きを見せたい」としている。

古巣の長野の武居道場(極真空手)でのムエタイセミナー時

寄稿・Odasai(https://note.com/odasai_oda

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