THAILAND HYPERLINKS ไทยแลนด์ ไฮเปอร์ลิงค์ タイ旅行やタイ生活とタイエンタテイメントのポータルサイト

水を奪った石の記憶、CIBが山間の砕石場を捜索

2025年3月24日 配信

【2025年3月23日】タイ警察中央捜査局(CIB)は、水と石が交錯する静寂の土地に、鋭い視線を向けた。トラート県ボープロイ地区。山間に佇む砕石場の一角で、全長およそ1,200メートル、幅約20メートルに及ぶ水路の変形が確認された。そこは本来、公共の灌漑運河であり、地目証明のない森林地帯であった可能性がある。



違法建築か、それともただの改修か。意図的な転用か、あるいは長年の慣習か。いや、そんなことは意味をなさない。重要なのは、そこに変化があり、そしてCIBがそれを見逃さなかったという事実である。

令状のもと行われた現場捜索には、灌漑局や森林パトロール部隊「パヤックパイ」も加わり、事態は一気に動いた。かつて川だったものが、いつの間にか石に埋もれていたのか。あるいは、石の影に水が逃げたのか。その答えは、まだ明らかになっていない。だが、灌漑法第23条および森林法第54・55条への抵触が疑われる中、CIBは空撮を含む証拠資料を着実に収集し、関係者の責任を慎重に追及している。

罪の所在は曖昧でも、痕跡は確かに存在した。そして今、その痕跡を“法”に変える工程が、静かに始まっているのだ。

タイ警察中央捜査局(CIB)
プロフェッショナルで中立、国民と共に。

 

スポンサーリンク
スポンサーリンク