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2025年3月23日未明、タイ中部ナコーンパトム県サームプラーン郡にあるナイトクラブ「Neon(ネオン)」に対して、タイ内務省地方行政局が特殊部隊を動員し、強制捜査を実施しました。今回の摘発は、地域住民から「深夜まで営業しており、薬物が使用されている」との通報が内務省の「ダムロンサーン・センター」に寄せられたことを受けたものです。
午前3時、現地に突入した当局が確認したのは、営業許可のない施設内で音楽と照明がフル稼働し、多くの若者が飲酒や喫煙、ダンスを楽しんでいる光景でした。クラブ内には合計212人の利用客がいたとされ、その場で尿検査を行った結果、81人から薬物陽性反応が確認されました。現場では白い粉末状の薬物も発見されています。
「Neon」は飲食物やアルコールを提供し、音楽演奏とダンスの場を設けていたものの、営業に必要な許可は一切取得しておらず、またアルコールを法律で定められた時間を超えて販売していたことも確認されています。
この施設のオーナーおよび関係者数名は、無許可営業、違法時間帯での酒類販売、薬物に関連する違反行為などの容疑で逮捕・告発されました。内務省は今回の摘発を、社会秩序の回復と薬物問題への対応を目的とした政策「5A 2025:安全な郡」の一環と位置づけており、ナコーンパトム県知事に対し、このクラブを最長5年間営業停止とする命令を出すよう要請する方針です。
当局は、違法営業施設を薬物流通の温床とさせないため、今後も継続的に監視と摘発を強化していくとしています。
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