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独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)は2025年3月11日、タイ王国の名門・チュラロンコン大学建築学部と、都市開発に関する連携と協力を目的とした覚書(MOU)を締結しました。
チュラロンコン大学は1917年に設立されたタイ初の高等教育機関であり、現在ではアジアでも有数の研究機関として高い評価を受けています。一方、UR都市機構は日本国内において500を超える都市開発プロジェクトを手がけてきた実績を持ち、2018年に施行された「海外インフラ展開法」に基づき、東南アジア諸国やオーストラリアなどで都市開発支援を行っています。
今回の覚書締結により、両者は共同調査の実施や、都市開発に関する関係機関への働きかけなどを通じて、相互に協力していく予定です。特に、公共交通機関を中心とした都市開発モデル「TOD(Transit Oriented Development)」の推進をはじめ、交通渋滞やスプロール化、大気汚染といったタイが直面する都市課題の解決に取り組んでいきます。
署名は、UR都市機構の石田優理事長と、チュラロンコン大学建築学部のサラユット学部長によって行われました。今後は、両者による都市開発に関するフォーラムの開催も予定されています。
UR都市機構は2024年7月にバンコク・シーロムに現地事務所を開設しており、日本企業の海外展開を支援する体制をさらに強化しています。今回の連携は、タイをはじめとする東南アジア地域における持続可能な都市づくりに向けた重要な一歩となります。
■覚書交換の概要
1. 交換日:2025年3月 11 日(火)
2. 署名者:UR 都市機構 石田 優 理事長
チュラロンコン大学 建築学部 サラユット学部長
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