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バンコクで車椅子のポーランド人男性が意識もうろう、警察と大使館が連携し保護・搬送

2025年3月22日 配信

2025年3月20日午前11時50分ごろ、バンコク・ルンピニ地区のホテル前で、車椅子に座ったまま意識がない外国人男性がいるとの通報があり、警察が現場に急行しました。



通報を受けたルンピニ署の警察官が現場を確認したところ、建物の警備員から「通行人がこの男性を車椅子に乗せて建物前に連れてきたが、どう対応していいか分からず通報した」と説明がありました。男性は無言で反応もなく、体にはいくつかの傷が見られたため、警察は救急隊を呼び、応急処置を行いました。

男性の所持していた書類から、ポーランド国籍のWさん(78歳)であることが判明しました。ルンピニ署はポーランド大使館に連絡を取り、支援を要請しましたが、本人は大使館との電話の中で「支援は必要ない」と伝えました。そのため、大使館側は代わりに親族との連絡を試みることとなりました。

翌21日午前8時41分、ポーランド大使館からルンピニ署に「親族と連絡が取れた」との報告がありましたが、ポーランド国内が夜間であったため、親族からの返答は後日となりました。ルンピニー署はこの間、バンコク都のホームレス支援センターと連携し、一時的な宿泊先を確保。また、社会支援センター(電話1300番)にも通報し、複数のルートで支援を続けました。

午後3時30分ごろには、在タイ・ポーランド大使館の領事らがルンピニ署を訪れ、本人に再度話を聞いたところ、男性は「帰国は希望しない」と明言。その代わりに、これまで受診歴のあるバンコクの病院での治療を望んだため、ルンピニ署は救急車を手配し、同病院に搬送しました。搬送にはポーランド大使館の領事も同行し、病院での手続きなどをサポートしました。

在タイ・ポーランド大使館は、タイ警察による迅速で丁寧な対応を高く評価し、感謝の意を示しました。

 

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