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タイ警察のサイバー犯罪捜査局(CCIB)は2025年3月20日、大規模な投資詐欺事件に関与していた中国人の女と、国際指名手配中の中国人の男を逮捕したと発表しました。
3月20日、バンコク近郊ノンタブリー県のサイバー犯罪捜査局本部で記者会見が開かれ、「オペレーション・ハク・マンゴン・ホード(冷酷なドラゴンを折る作戦)」の成果が報告されました。この捜査により、オンライン投資詐欺に関与していたとされる27歳の中国人の女が、チョンブリ県パタヤの高級プールヴィラで発見・逮捕されました。
捜査の結果、彼女は不正に得た暗号資産USDT約18.4百万枚(約618百万バーツ相当)を受け取っていたことが判明しました。さらに、女と共にいた不審な中国人の男が、国際刑事警察機構(ICPO)の「レッドノーティス」(国際指名手配)対象者であることが明らかになりました。
この男は、カンボジアのシアヌークビルで発生した身代金目的の中国人女性誘拐事件の主要容疑者とされています。彼は被害者を拘束し暴行を加えたうえ、裸のまま箱詰めした写真を撮影し、家族に1百万元(約5百万バーツ)を要求していたとされています。この事件は中国当局が重大視しており、男は違法にタイへ入国していたことも確認されました。
現在、タイ警察は中国当局と連携し、男の身柄を引き渡す手続きを進めています。
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