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タイの列車のイメージです
タイ南部ソンクラー県ハジャイで2025年3月20日、薬物の影響を受けていたとみられる若い男性が、走行中の列車に対して線路に立ちふさがり、さらに寝転がって進行を妨害するという危険な行為がありました。男性は最終的に住民の協力によって確保され、負傷した状態で病院に搬送されました。各報道が伝えています。
この様子を撮影したのは、ハジャイ機関車検査区で整備士として勤務しているシティチョークさんです。シティチョークさんによりますと、3月20日午後、スンガイコーロク発ハジャイ行きの普通列車452号が「バーン・サターニー2」地区を通過し車庫へ向かっていた際に、事件が発生しました。
赤いシャツを着た男性が突然線路に走り出てきて、列車の進路上に立ちふさがりました。列車が接近すると、今度はその場に寝転がり、進行を妨げたということです。異常な行動に気づいた運転士は直ちに速度を落とし、警笛を繰り返し鳴らして警告しましたが、男性は一切動こうとしませんでした。
現場周辺の住民によりますと、男性はハジャイのトゥン¥サオ地区に住む人物で、薬物を過剰に摂取して幻覚症状を起こしていた可能性があるとのことです。意味不明なことを独り言のように口走っており、列車に向かって挑むような行動をとっていたということです。
その後、ハジャイ駅の警備員が現場に駆けつけて対応しましたが、男性は力が強く、その場を振り切って逃走しました。最終的には地元の住民たちが協力して取り押さえることに成功しました。
男性は確保される際に転倒し、左腕を骨折したとみられています。救急隊によってハジャイ病院に搬送され、現在は治療を受けています。
警察は、薬物の使用状況や当時の精神状態などについて、詳しく調査を進めています。
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