|
|
タイ東部チョンブリ県パタヤで2025年3月19日、外国人男性が“奇跡のハーブ”詐欺被害に遭い、20,000バーツを支払うも後に返金されました。各報道が伝えています。
被害に遭ったのは、63歳のイギリス人男性です。男性はジョムティエン・セカンドロードを南パタヤ方面へ歩いていた際、外国人の男2人とタイ人の女1人に声をかけられました。彼らは「あなたは太りすぎだ。この薬を使えばすぐに痩せられる」と話し、ダイエット効果を謳う商品を勧めたといいます。
その後、3人は男性にコンビニでハチミツ2本を購入させ、「特別なハーブが必要だ」と説明しながらパタヤ・ソイ13/2の店舗へ連れて行きました。店内では、「このハチミツに特製ハーブを加えれば、腹の脂肪が落ちる」と説明し、20,000バーツで購入するよう強く勧めたということです。男性はその話を信じ、ATMで現金を引き出して支払いました。
その後、男性が恋人に購入した商品のことを伝えると、彼女は中身を確認した上で「詐欺ではないか」と指摘しました。男性は被害に気付き、同日18時36分にパタヤ警察署を訪れ、被害届を提出しました。
警察は被害内容を記録し、捜査員と共に現場へ向かいましたが、店はすでに閉まっており関係者の姿はありませんでした。周辺の店舗に聞き込みを行い、店のオーナーと連絡を取ることに成功しました。その後の話し合いの結果、男性は支払った20,000バーツを全額返金されました。
奇跡のハーブ詐欺は過去10か月間で多数報告されており、外国人をターゲットにした健康商品販売の手口が頻発しているということです。警察は今後も同様の被害が発生しないよう、取り締まりを強化するとしています。
▼関連記事
パタヤでインド人観光客が“奇跡のハーブ”詐欺被害 「2週間で確実に痣が消える」は嘘
タイ東部パタヤで観光客を狙ったハーブ薬詐欺、容疑者4人逮捕
関連記事
新着記事