2025年3月17日 配信
タイ国政府観光庁（TAT）は、カシコン銀行（KBank）と提携し、国際観光客向けの電子ウォレット「TAGTHAi Easy Pay」を導入しました。このサービスにより、訪問者はタイのQR決済を利用してキャッシュレスで取引が可能となり、通貨両替の必要がなく、よりスムーズで安全な支払い体験を提供します。本サービスの導入は、「Amazing Thailand Grand Tourism & Sports Year 2025」キャンペーンの一環であり、2025年末までに観光収益を3.5兆バーツに増加させることを目指しています。2025年3月17日にタイ政府メディアNNTが伝えています。
「TAGTHAi Easy Pay」は、カシコン銀行の「Prepaid PAY&TOURカード」と連携し、外国人旅行者が地元住民と同様にデジタル決済をスムーズに行えるように設計されています。このシステムにより、大量の現金を持ち歩く必要が減り、デジタル旅行ソリューションの世界的なトレンドにも対応しています。
タイの観光業界ではデジタル化が急速に進んでおり、「TAGTHAi」モバイルアプリのダウンロード数は2024年に200万件を超え、売上は183%増加しました。新しい決済システムは、特に地方の観光地におけるキャッシュレス決済を促進し、地域ビジネスの金融アクセスを向上させることが期待されています。
観光客は、iOSまたはAndroidで「TAGTHAi」アプリをダウンロードし、「Prepaid PAY&TOURカード」に登録することで、サービスを利用できます。さらに、手数料なしで資金をチャージできるため、タイ国内でのスムーズな金融取引が可能となり、旅行体験を大幅に向上させることが期待されています。
TAGTHAi Easy Pay
https://www.tagthai.com/easy-pay
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