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「大麻の密輸で無料タイ旅行!」で外国人ら続々逮捕

2025年3月17日 配信

【2025年3月17日】「無料でタイ旅行ができる」と聞けば、つい興味を持ってしまうかもしれません。しかし、その裏には大麻密輸の闇が潜んでいました。タイのサムイ島の空港で、ヨーロッパ人を中心とする外国人が次々と逮捕されています。



ここ数日間だけでも、タイ警察はイギリス人を含む複数の外国人を摘発しました。彼らは「旅行のついでにスーツケースを運ぶだけ」という手口で、報酬や旅費を得る密輸ルートに関与していたとみられています。

大麻の入手は容易、持ち出しは違法

タイでは現在、大麻の使用や販売が一部合法化されており、入手自体は容易。しかし、国際的な流通となると話は別です。タイ国内で許可されている大麻でも、国外に許可なく持ち出すことは許可されていません。

最新の摘発では、イギリス国籍の外国人4人が逮捕され、スーツケース8個から合計131kgの大麻が押収されました。

密輸の手口はシンプルで、海外の組織が航空券や宿泊費を負担し、外国人に「無料旅行」を提供。その代わりに、用意されたスーツケースを国外へ運び出させるというものです。成功すれば約2,000ポンド(約86,000バーツ)の報酬が支払われ、一部の者は借金返済のために関与していたことも判明しました。

短期間で続々逮捕、大麻密輸ルートの実態

今回の摘発だけでなく、3月14日にはイギリス人6人、マレーシア人1人、オランダ人1人、ルーマニア人1人の計9人が逮捕され、すでに4ヶ月の実刑判決が下されています。そして翌日、さらに4人が同じ手口で逮捕されました。

ヨーロッパではタイ産の大麻が高値で取引され、1kgあた約20万バーツ(約84万円)に達することもあるとのこと。今回押収された大麻の総額は約7,500万バーツ(約3億1,500万円)にもなる計算です。

タイ当局は密輸ルートの封鎖を進めるとともに、背後にいる「黒幕」の特定を進めているとのこと。今後もさらなる摘発が続きそうです。

 

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