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大地真央が演じる、名古屋育ちで人生の酸いも甘いも噛み分けた美と愛のスーパードクター中島ハルコがどえりゃ〜毒舌で庶民の悩みをばっさばっさと斬り倒していく痛快エンターテインメント、土ドラ「最高のオバハン中島ハルコ~マダム・イン・ちょこっとだけバンコク~」。今夜15日(土)放送でいよいよ最終回(第11話)を迎える。
タイの財閥・ターラーグループ存亡の危機の中、ハルコ(大地真央)が美容ビジネスを進めるためタイにやってくる。ラン(GEE SUTTHIRAK)を心配するいづみ(松本まりか)も見守る中、すべてを飲み込む「ハルコ会議」が開幕する。「私を誰だと思っているの?美と愛のスーパードクター・中島ハルコよ!」日本、タイ、カンボジアを股にかけた痛快エンターテインメント、ついに完結!ハルコといづみの友情物語は果たしてどこに行きつくのか!?
日本とタイを舞台に繰り広げられる最終回(第11話)。タイ撮影のオールアップは昨年の11月。タイ財閥のお家騒動を描くシーンで、ランの従妹ナッツにいづみが怒りをぶつける場面だった。これはメインキャストにとって、体力を消耗するシーンでもあった。そのため、メインキャストであるハルコを演じる大地、いづみを演じる松本、ランを演じるGEEの3人は昼食会場に姿を見せなかった。午前中から続いた撮影の後、タイでの最後の撮影に向けて集中していたのかもしれない。何度も緊張感あふれるシーンの別カットを撮影し続け、約4時間後、ようやく監督のOKが出た。
日本人スタッフから「撮影終了」と告げられたGEEは、「しゅうりょ?」と聞き慣れない日本語に首をかしげ、自身がクランクアップしたことにすぐには気づかなかった。その後、キャストは一人ずつ挨拶。GEEの順番になると周囲から大きな拍手が送られ、監督からGEEが大好きな日本の漫画作品の関連グッズがプレゼントされると、GEEは日本語で「すごいね」と言いながらハグを交わした。
そしてGEEは感慨深げに「この旅(撮影)はそんなに長期ではなかったけど、すごく長く感じた。みんながとても疲れているのも伝わってきた」とみんなを労うように語った。さらに「まずはごめんなさい。撮影中、じっとしていなくて、みなさんを困らせちゃったかもしれません」と、お茶目なコメントで周囲を和ませた後、「本当に素晴らしい経験をさせていただきました。みなさんとの思い出は忘れません」と感謝の言葉を伝えた後、どこで覚えたのか「マジです!」と日本語で締めくくり、場内に笑いを巻き起こし、温かな雰囲気で包み込んだ。
いづみを演じる松本は、タイでの撮影について「最高でした。帰りたくないし、タイの出演者やスタッフのみなさんと仲良くなれました。言葉が通じなくても芝居やコミュニケーションが伝わると強く感じたし、何の壁も感じませんでした」と語った。最後に「またタイでドラマや映画、お芝居をやりたい!気持ちや感情(の芝居)はグローバル!」と松本らしい一言で締めくくった。
主人公のハルコ演じる大地は「お疲れ様でした」と全員を労い、タイの俳優たちと共演する機会を得られたことへの感謝を述べた。GEEとは対照的に、大地はタイでの撮影があっという間に感じられたという。タイの俳優陣やスタッフに対して、「これを機会にまたどこかでご一緒できたら」と温かい言葉を贈った。また、日本でのクランクアップがまだ先であることに触れ、「暑い国・タイから寒い国・日本へと撮影の舞台を移しますが、最後まで良い作品を作るために一緒に頑張りましょう」と日本人スタッフに向けて激励の言葉を語った。
日本でのクランクアップは昨年末。愛知県蒲郡市にある華麗な城郭風建築の外観を持つ蒲郡クラシックホテルを舞台に撮影された。タイでの財閥騒動後、久しぶりに届いたいづみ(松本まりか)からの動画をハルコ(大地真央)たちがスマートフォンで見るというラストシーン。
ここまでの疲れが溜まり満身創痍の状態でラストシーンに臨むスタッフとキャスト陣。入念に段取り確認を進める大地は、いづみからの連絡の頻度はどのくらいなのか?など監督と細かいやりとりしながら演技を仕上げていく。そんな中、ハルコを悩ませた(?)のが、撮影小物として用意された岐阜県のお土産「下剋上鮎」だ。鵜が鮎に食べられる!?という思わず二度見してしまうほどインパクトのある焼き菓子なのだが、これが想像以上に硬いため、なかなか割れずに噛むことも難しい・・・。諸々、相談しつつあらかじめ割れやすくしたものを用意し、撮影をスタートすることに。順調に進んでいた撮影だったが、今度は思わぬところから新たな問題が起こる。
上の階からなにやら走り回るような大きな騒音が聞こえてきたため、撮影を一旦ストップすることに。騒音の合間を縫って撮影をするものの、収まる気配は一向に無く、さらにはカラオケまで始まってしまったよう・・・。スタッフが上の階の様子を確認しに行ったところ、どうやら結婚披露宴の余興をしているらしいとのこと。張り詰めた現場に、一瞬、微笑ましい空気が流れる。ハプニングに見舞われたものの、その後なんとか最後のシーンを撮り終えたキャストとスタッフたち。
ここでクランクアップと思いきや、まだまだ撮影は続く…!続いて3月23日(日)13時から東海ローカルで放送予定のスピンオフドラマ「大谷家の大騒動!in愛知・幸田町」の撮影へ。ドラマ「大谷家の大騒動」はハルコクリニックの事務長・大谷将(合田雅吏)が10年ぶりの有給休暇をとり、愛知県幸田町に家族旅行にやってくることで起きる騒動を描いたコメディ作品。ハルコと若杉慎之介(蕨野友也)による最後のシーンでは、若杉を演じる蕨野が遊び心のあるアドリブを入れるものの・・・OKとはならず現場に笑いが生まれるなど、終始和やかに撮影は進んでいった。そして全てのシーンを撮り終えたところで、ついにクランクアップ!
監督からキャストに労いの言葉とプレゼントが手渡される。受け取ったキャスト陣は大地を筆頭にこれまでの撮影を振り返り、感慨深げに挨拶を述べていく。その後、ドラマをバックアップしてくれたロケ地・愛知県蒲郡市から、つま菊の香りが印象的なクラフトビールと特産品のみかんジュースなどの差し入れが振る舞われた。ビールを手に談笑する大地の周りには、大きな人の輪が生まれ、いつの間にか写真撮影会がスタートしていた。スタッフの肩に気軽に手を回し仲良く撮影する大地の姿に、「最高のオバハン」シリーズが育んだ人と地域の温かい絆を感じるとともに、ドラマの魅力の源泉を垣間見た気がした。
松本まりかはこれまでの撮影を振り返り、感極まって自然と涙がこぼれる。「今までの人生で、一番笑顔が絶えなかった4カ月でした。この現場に来ると本当に自然と笑顔になれて、みなさんを本当に心の底から大好きでした。自由に演技させてくれた大地さんをはじめ、スタッフのみなさん、本当にありがとうございました。一点の曇りもなく、本当に楽しい現場でした。」と涙で言葉に詰まりながらも感謝を述べ、「またみなさんと一緒に、この作品をやりたいと思っています!じゃあ、また会いましょう!」とハイテンションで締めくくると、近くにいた大地と熱い抱擁を交わし、会場は大きな拍手と感動に包まれた。
大きな拍手の中、主演の大地真央は涙ぐみながら「シリーズ3作目となるとスタッフもキャストも家族みたいな気持ちで臨むことができて本当に幸せでした。私はモニターチェックをしません。監督をはじめスタッフのみなさんを信じていますから。心からみなさんに感謝しております。本当にありがとうございました。」と深く頭を下げた。そして最後に「また続編がありますよね?」と茶目っ気のある言葉を残し、会場は笑顔に包まれた。
タイの財閥・ターラーグループ存亡の危機の中、ハルコ(大地真央)が美容ビジネスを進めるためタイにやってくる。そこにいたのはラン(GEE SUTTHIRAK)、ランパパ(KITTIPOL KESMANEE)とランの友人・ジュン(Keita Arai)、財閥乗っ取りを企てているランの従妹のナッツ(PRANEE MEECHAMNAN)。いづみ(松本まりか)、若杉(蕨野友也)も見守る中、ハルコがおもむろに口を開き、壮大な「ハルコ会議」が開幕する!
日本・愛知の味噌煮込み屋で若き日のランパパが出会った女性の秘密。タイの財閥御曹司の従妹としてずっと抱えてきた劣等感。愛する人を救いたい日本とタイの男女の思い。
すべての点と点が繋がっていく中、ランの幼なじみ・アイ(KATE CATHREEYA BAUWENS)と、カンボジアで資産家・フェレット(Tep Rindaro)と釣り勝負をしていた龍(堀海登)も巻き込み、ハルコ会議は思わぬ展開に!
「私を誰だと思っているの?美と愛のスーパードクター・中島ハルコよ!」
日本、タイ、カンボジアを股にかける痛快ハルコエンターテインメント、ついに完結!ハルコといづみの友情物語は果たしてどこに行きつくのか!?
【タイトル】「最高のオバハン中島ハルコ~マダム・イン・ちょこっとだけバンコク~」
【放送日時】2025年1月4日(土)~3月15日(土)予定<全11話>毎週土曜日23時40分~24時35分 東海テレビ・フジテレビ系全国ネット
【出演】大地真央 松本まりか GEE SUTTHIRAK 大友花恋 堀海登 合田雅吏 蕨野友也 Davuth Chheang 星野奈緒 船ヶ山哲 / 今野浩喜 Tep Rindaro KITTIPOL KESMANEE
【原作】林 真理子 『最高のオバハン』シリーズ(文春文庫)(『最高のオバハン 中島ハルコの恋愛相談室』『最高のオバハン 中島ハルコはまだ懲りてない!』)
【脚本】西荻弓絵
【音楽】鈴木ヤスヨシ
【主題歌】「Good Vibes」 DXTEEN (UNIVERSAL SIGMA)
【オープニング】「Wonder Woman」 PSYCHIC FEVER from EXILE TRIBE(LDH Records)
【企画】市野直親(東海テレビ) 髙石明彦(The icon)
【プロデューサー】松本圭右(東海テレビ) 中頭千廣(東海テレビ) 古林都子(The icon) 矢ノ口真実(The icon) 深澤 知
【演出】渋谷未来 進藤丈広 保母海里風 加治屋彰人
【制作著作】The icon
【制作】東海テレビ
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