オンライン旅行代理店 Klookによると、2025年のソンクラーン休暇(タイ正月休暇)期間で、タイ人旅行者の人気渡航先として日本がトップになています。
Klookの香港・マカオ・タイ担当ゼネラルマネージャーであるケニー・シャム氏は、同社のプラットフォームを通じたソンクラーン期間のアクティビティや旅行の事前予約数が、前年と比べて50%以上増加していることを明らかにしました。
最も人気のある旅行先として、日本がトップに立ち、次いで中国、香港、スイスをはじめとするヨーロッパ諸国がランクインしているとのことです。
タイ人旅行者の旺盛な海外旅行意欲
シャム氏によりますと、予約の大幅な増加は、タイ人旅行者の新たな渡航先への強い関心を示しているとのことで「多くの方がソンクラーンや長期休暇を利用し、家族や友人、大切な人と特別な思い出を作ることを重視しています」と述べました。
また、特に若い世代において、観光のスタイルが変化してきている点にも言及。単にホテルを予約するだけでなく、旅行をより充実させる多様な体験を求める傾向が強まっているのだとか。「アクティビティに参加することで、旅行の深みが増し、忘れられない思い出が作れると考えられています」とシャム氏は語りました。
この夏注目の6つの旅行トレンド
シャム氏は、2025年夏(タイは現在夏)の主要な旅行トレンドとして、以下の6つを挙げています。
テーマパーク旅行の人気
東京ディズニーランド、上海ディズニーランド、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン、韓国のロッテワールドなどのアトラクションが、幅広い世代の旅行者を魅了。クルーズ旅行の拡大
かつてはシニア層に人気だったクルーズ旅行が、現在ではミレニアル世代やZ世代にも広がりつつあります。特にシンガポールのディズニークルーズなどが注目。TikTokを活用した旅行プラン
TikTokがリアルタイムのおすすめ情報や正直なレビューを提供するツールとして定着し、旅行計画に影響を与えています。レンタカー利用の増加
タイ人旅行者の間で、海外旅行時にレンタカーを利用する傾向が強まっています。特に、日本、韓国、ヨーロッパの一部など、道路が整備され交通ルールが分かりやすい地域が人気となっています。地方都市の探索
混雑した観光地を避け、旅費を抑えるため、多くの旅行者があまり知られていない都市でのユニークな体験を求めるようになっています。イベントを目的とした旅行
お気に入りのアーティストのコンサートやスポーツイベントに合わせた旅行を計画する動きが広がっており、よりパーソナライズされた思い出深い旅行スタイルが増えています。