バンコクで違法な日貸しコンドミニアムを摘発 – スクンビット通りアソーク地区の4物件が対象

バンコクのスクンビット通りアソーク地区で、ホテル営業許可のない違法な日貸しコンドミニアムに対する取り締まりが行われ、四つの物件が摘発されました。2025年3月13日にタイ政府メディアNNTが伝えています。

今回の捜査は、アヌティン・チャーンウィーラクン副首相兼内務大臣の指示の下、地方行政局が実施しました。多数の苦情を受けて短期賃貸の違法営業を調査し、チャイワット・ジュンティラポン地方行政局長の指揮のもと、営業許可なしに日貸しでコンドミニアムを貸し出していた者に対し法的手続きを進めたということです。

摘発された行為は2004年ホテル法に違反しており、最大1年の禁錮、最大2万バーツの罰金、さらに違反が続いた場合は1日あたり最大1万バーツの追加罰金が科される可能性があります。

この取り締まりは、3月5日に実施された違法賃貸への摘発に続くもので、その後も市民から苦情が寄せられたことを受け、さらなる調査が行われました。違法な日貸しコンドミニアムは以前から問題視されており、多くの住民や物件所有者が騒音やセキュリティ上のリスク、長期居住者への影響を懸念しています。

当局は、無許可の短期賃貸が公共秩序を乱し、宿泊者の安全にもリスクをもたらす可能性があると指摘しています。こうした営業は、合法的なホテルが遵守すべき防火基準や宿泊者の身元確認、税務手続きなどの規制を回避することで、不公平な競争環境を生んでいるということです。

政府は、市民に対し、違反行為を当局に通報するよう呼びかけており、今後も迅速な調査と規制の執行を進める方針です。

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