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タイ入国管理局はターク県メーソート郡の国境での取り締まりを強化し、不法入国および国際犯罪の阻止に向けた措置を講じました。不法なコールセンター詐欺組織への関与を防ぐため、特定の国籍の入国者に対する書類審査を厳格化し、メー川沿いやその他の検問所における監視体制を強化しています。2025年3月13日にタイ入国管理局が伝えています。
タイ入国管理局は、陸路での移動経路に検問所を設置し、メーソート郡への進入を厳しく監視しています。国境地域では、違法な移送活動や不審な車両に対する警戒を強め、個人情報をデータベース化して捜査や追跡に活用しています。また、メーソート郡を訪れる外国人に対し、詐欺組織に騙されて違法な業務に従事しないよう注意喚起を行い、これまでに45人が自主的に帰国を選択しました。
政府の方針および国家安全保障会議の指示に基づき、タイ入国管理局は隣国からの不法入国者を本国に送還する措置を徹底しています。2月20日以降、計2,705人が強制送還され、その内訳は中国国籍2,040人、インド国籍549人、インドネシア国籍84人、マレーシア国籍25人、香港国籍7人となっており、1日平均約500人が送還されています。
タイ国内でのコールセンター詐欺組織の活動を防ぐため、警察庁は、隣国での取り締まり強化を受けてこれらの組織がタイ国内に拠点を移す可能性を警戒しています。違法行為に関与する警察関係者には厳正な処分を科す方針を示し、また、タイ国民および外国人に対し、「高収入を保証する」などの勧誘に騙されて隣国の詐欺組織で働かないよう警告しています。不法行為に関する情報提供を呼びかけ、違法入国や犯罪行為の防止に努めています。
タイ入国管理局への通報や問い合わせは、各地域の入国管理事務所を通じて受け付けています。
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