電子タバコ禁止のタイで国会議員の喫煙を激写、倫理委員会の調査対象に

タイ国会内で電子タバコを使用しているとされるプラチャーチョン党のトンクラー（ต้นกล้า จรยุทธ จตุรพรประสิทธิ์）議員の写真がSNSで拡散し、倫理委員会の調査対象となる見通しです。各報道が伝えています。

問題の写真は2025年3月11日、Facebookページ「กูจะลากไส้มึงออกมาดูเล่น」に投稿され、「国会のど真ん中で電子タバコとは何事か？ 議員なら模範を示すべきではないのか」と厳しいコメントが添えられていました。投稿は瞬く間に広がり、多くの批判の声が寄せられています。

この件について、プラチャーチョン党の副党首は同日、国会内で発言し、「党として事実関係を調査する」と表明しました。また、「これまでにも同様の問題が下院倫理委員会に持ち込まれたことがあり、他の政党でも起きています。今回は写真が拡散したため注目されているのです」と述べ、特定の政党だけが問題視されるべきではないとの見解を示しました。

タイでは電子タバコの所持や使用が法律で禁じられており、違反者には禁錮刑や罰金が科される可能性があります。政府は取り締まりを強化する一方で、一部の団体は合法化を求めており、規制のあり方をめぐる議論が続いています。