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2025年3月11日午前9時25分ごろ、タイ中部ロッブリー県の病院で僧侶の患者が看護助手を背後から殴る事件が発生しました。病院は警察に通報し、安全対策の見直しを進める方針を示しています。各報道が伝えています。
この僧侶の患者は、てんかんの診察を受けるために病院を訪れていました。内科クリニックの待合室では混乱した様子を見せ、僧衣を脱いで何度も歩き回るなどの行動が確認されていました。その後、別の患者に対応していた看護助手の背後から近づき、背中と首を2回殴ったとのことです。
事件発生後、待合室にいた他の患者や付き添いの人々が職員を助け、僧侶を取り押さえました。病院の警備員が駆けつけ、僧侶を救急室へ搬送。診察の結果、バイタルサインに異常はありませんでしたが、言動に混乱が見られたため、医師が鎮静剤を投与し、精神科医と持病の専門医が治療を続けることになりました。
暴行を受けた看護助手に外傷はありませんでしたが、右肩と首筋に痛みを訴えており、医師の診察を受けたうえで2日間の自宅療養が認められました。精神的な影響を考慮し、病院の精神科でカウンセリングを受けるよう勧められています。
病院は法務チームを派遣し、警察に証拠を提出したうえで、勤務中の職員に対する暴力行為について法的措置をとる方針を示しています。今回の事件を受け、病院内の警備体制を見直し、職員の安全確保に向けた対策を進めるとともに、影響を受けた職員や患者への適切な支援を行うとしています。
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