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2025年3月9日、タイ南部スラタニ県のパンガン島で、ロシア国籍の27歳の男が観光客を脅迫したとして警察に逮捕されました。男は自らをマフィアの一員と名乗り、観光客から金を脅し取るなどの行為を繰り返していたとされています。さらに、無許可で働いていたことや薬物使用も発覚し、複数の容疑で追及されています。
警察によりますと、観光客からの通報を受け、観光警察と入国管理局が合同で捜査を開始しました。証拠が確認されたため、裁判所の逮捕状を取得し、3月9日夜にバンタイ地区の大麻販売店で男を逮捕しました。男は店の販売員として勤務しており、売上の一部を報酬として受け取り、店舗内に滞在していたとのことです。
男はタクティカルベストを着用し、模造銃や手錠を所持した状態で撮影した写真を見せるなどして観光客を威圧していました。さらに「タイの高官と繋がりがあり、問題を解決できる」と持ちかけ、金銭を要求していたということです。取り調べに対し、男は脅迫行為を認めたほか、タクティカルベスト、M4A1エアソフトガン、手錠をオンラインで購入したことを明かしました。
また、男は労働許可証を持たずに働いていたことが発覚し、無許可就労の容疑で起訴されました。さらに薬物検査の結果、コカインの陽性反応が確認され、第2種薬物の使用でも追及されることとなりました。事件はパンガン警察署に移送され、今後の法的手続きが進められます。
警察は、同様の被害を受けた観光客がいる場合は速やかに通報するよう呼びかけています。また、観光地での外国人犯罪者の取り締まりを強化し、違法行為を見逃さない方針を示しています。
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