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タイの研究機関、新鮮なカットフルーツの保存期間を延ばす食用コーティングを開発

2025年3月10日 配信

タイの研究機関が、新鮮なカットフルーツや野菜の保存期間を延ばす革新的な食用コーティングを開発しました。この技術により、食品の腐敗を抑え、鮮度を長持ちさせることが可能となります。タイ政府メディアNNTが2025年3月10日に伝えています



このプロジェクトは、タイ包装センター(TPC)とタイ科学技術研究所(TISTR)によって進められており、食品業界が抱える食品ロス削減や品質保持といった課題に対応することを目的としています。

新たに開発された食用コーティングは、水分の蒸発を防ぎ、カビの発生を抑え、農産物の自然な色を維持する役割を果たします。さらに、細菌や病原菌による汚染を抑えることで食品の安全性を向上させるとともに、栄養価の保持にも貢献します。生分解性の特性を持つため、プラスチック素材の使用を減らし、環境負荷の軽減にもつながります。

生産者・消費者の双方にメリット

この技術により、生産者は鮮度を維持したまま市場での販売期間を延ばすことが可能となり、商品の付加価値が向上します。また、一部のコーティングは風味や香りを加えることができるため、消費者にとってより魅力的な商品開発が可能になります。

消費者にとっても、より新鮮で安全、見た目の美しいフルーツや野菜を購入できるメリットがあります。食品ロスの削減にもつながることから、持続可能な消費の促進にも貢献する技術といえます。

食用コーティング技術の活用を呼びかけ

TPCとTISTRは、食品メーカーや起業家に対し、この食用コーティング技術の活用を呼びかけており、関心のある企業は技術サポートや詳細情報を問い合わせることができます。

 

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