プーケットのタクシーでタイ人女性が「ここは私の国よ」とロシア人女性観光客を平手打ち

タイ南部のビーチリゾート・プーケットでタクシーに乗車していたロシア人女性観光客が、運転手の同乗者と思われる女性から暴行を受ける事件が発生しました。被害者は警察に被害届を提出しましたが、捜査に進展が見られないとして、2025年3月9日にメディアに支援を求めました。

事件は2025年1月28日午後4時頃に発生しました。ロシア人観光客のエカテリーナさん（31）は、配車アプリ「In Driver」でタクシーを手配し、パトン・ソイ11の友人宅からチューンタレー地区の宿泊先へ向かっていました。

タクシーには運転手のほか、助手席に運転手の妻と思われる女性が同乗していました。車がチャロン地区の「グローバルハウス・チャロン」付近を走行中、この女性が突然振り向き、「ここは私の国よ」と言いながら、後部座席に座るエカテリーナさんの顔を平手打ちしました。この様子は映像に記録され、SNS上で拡散されると、タクシーに運転手以外の人物が同乗していたことへの批判も相次ぎました。

エカテリーナさんは、翌1月29日にチャロン警察署のに被害届を提出しました。事件発生から1か月以上が経過しているものの、捜査が進展していないとして、メディアに訴えました。

彼女は加害者に対する法的措置を望んでおり、事件が解決するまで追及する考えを示しています。