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ムエタイ石田兄弟、弟のゆうまが技ありのKO勝ちで2025年初戦を飾る

2025年3月8日 配信

勝者コールされるリング上のゆうま

タイを拠点にプロ活動を続けるムエタイ石田兄弟の弟、石田ゆうま(16歳)は3月7日(金)のラジャダムヌンノックアウトに出場し、2025年第1戦を初回KO勝ちで飾った。



この日のラジャダムヌンスタジアムは金曜ということもあり、地元観客や外国人観光客で賑わっていて、第1試合からほぼ満員の入り。第2試合に出場したゆうまはタイ人選手のマリカー・オーサムナーンと対戦した。
ゆうま自身初めてとなるバンタム級(118ポンド、53.5キロ)で不安もあったというが、成長期にあるゆうまは、パワー負けせずに17歳ながら60戦の経験を誇るマリカーに下段蹴りで初回KO勝ちを収めた。

計量を終えたゆうまとマリカー

試合ゴングが鳴ると、上半身タトゥーだらけでいかついマリカーが、左ジャブからのワンツー、いきなりの右ストレートなどスピードのあるパンチでゆうまを攻め立てる。
ゆうまは落ち着いて右ローキックを中心に試合を組み立てる。開始1分過ぎに前に出てくるマリカーに、ゆうまはちローとミドルの中間での右下段蹴りを左太もも裏に決める。
マリカーはバランスを崩しリング上に転がる。立ち上がったマリカーは圧力を掛けようとパンチを繰り出すも、再び右下段蹴りが太ももに炸裂すると、堪らずその場で腰を落としダウン。

立ち上がったマリカーだが、まだまだ効いている様子にレフェリーは続行を許さず、ゆうまの技ありのKO勝ちとなった。
ついこの間までライトフライ級(48.9キロ)で戦っていたゆうまは、身長も伸びて、現在は175センチ。次戦は54.0キロなど、バンタム級超での試合を組んでいく方針だ。

KO勝利を飾った石田ゆうま

今年に入り、石田兄弟は日本の格闘技雑誌、「Fight&Life – ファイト&ライフ」4月号(2月21日発売)に2025年期待のホープとして、大きく取り上げられた。日本の格闘技界でも兄弟は注目され始めた様子だ。

その一方で、兄のそうま(17歳)はヒザの負傷により、現在療養中。
復帰までには少し時間が掛かる見込みだが、ラジャダムヌンノックアウト、RWS(ラジャダムヌン・ワールドシリーズ)などのリングでの、石田兄弟の揃い踏みが期待されている。

ゆうまと石田兄弟を支えるロンポージムのトレーナー陣

石田兄弟の試合の予定については、所属のロンポージムのFacebookページなどでアップされる

ロンポームエタイボクシングジム
https://www.facebook.com/009009rompo

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[寄稿・Odasai  https://note.com/odasai_oda

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