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タイ当局は、カンボジアで逮捕されたタイ国籍の100人に対し、国際的なコールセンター詐欺への関与を理由に法的手続きを開始しました。2025年3月5日にタイ政府メディアNNTが伝えています。
容疑者らは、タイとカンボジア両政府による共同摘発の結果、3月1日に送還された119人のうちの一部です。この取り締まりは、ぺートンターン・チナワット首相とフン・マネット首相の指導のもと、両国で活動する犯罪組織を標的として行われました。
送還後、タイ警察は100人以上の専門捜査官を動員し、容疑者の関与を調査。捜査では、被害者のスクリーニングも行われ、人身売買の被害者と詐欺組織のメンバーを区別する作業が進められました。その結果、4人の未成年を含む100人が詐欺ネットワークの一員であると確認され、残る15人については引き続き調査が続けられています。また、タイ警察は組織の首謀者とされる中国人2人に対しての逮捕状を請求しました。
タイの刑事裁判所は、タイ人容疑者と中国人の首謀者2人を含む計102人に対し逮捕状を発行。彼らは、国際的な組織犯罪への関与、詐欺、コンピューター関連犯罪など、タイの法律に基づく複数の罪に問われています。捜査によると、容疑者らはカンボジア国内の2カ所を拠点に、株取引詐欺、ロマンス詐欺、違法オンライン賭博、さらにはタイ政府関係者になりすます詐欺などを行っていたとみられています。
当局は、すべての犯罪者を厳正に処罰する方針を示しており、これらの罪に対する刑罰は最長で15年の懲役に及ぶ可能性があると警告しています。
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