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©タイ湾東部海洋沿岸資源研究開発センター
パタヤ沖にあるラン島のティエンビーチで、長年確認されていなかったウミガメの産卵が報告されました。2025年3月3日の早朝、ウミガメの一種であるタイマイ(Hawksbill turtle, Eretmochelys imbricata)が砂浜に現れ、産卵を行いました。
報告を受けたタイ湾東部海洋・沿岸資源研究センター(ศูนย์วิจัยทรัพยากรทางทะเลและชายฝั่งอ่าวไทยฝั่งตะวันออก)の調査チームが現場を確認したところ、ウミガメの巣には157個の卵があり、そのうち正常な卵は152個でした。専門家によると、タイマイの1回の産卵としては非常に多く、通常は最大160個ほどの卵を産むことがあるとのことです。
ウミガメは繁殖期に3〜5回産卵することが知られており、今回の母ガメも約10〜14日後に再びティエンビーチへ戻ってくる可能性があると考えられています。そのため、関係機関は引き続き監視を強化し、次の産卵に備える予定です。
この報告を受け、パタヤの海洋・沿岸資源局第2支局(สทช.2)やラン島保護グループが現場の保護に協力しました。観光客が誤って巣を荒らさないよう、周囲にバリケードを設置するなどの対応が取られています。また、今後は母ガメの識別や健康状態の確認も進められる予定です。
ラン島でのウミガメの産卵は極めて珍しく、関係機関は今後も監視を続け、産卵環境の保護に努めるとしています。
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