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東アジア最大級のオールジャパンイベント「ジャパンエキスポタイランド2025」に出展した「神オブ神」のブース内で商品展開されていたタイムテーブル管理アプリ「Stella」。アイドルグループのスタッフとしてジャパンエキスポに参加していた“流浪のバンドマン”西田健児(ケンジ)は、「タイムテーブル(以下:タイテ)を管理できる」とのワードに惹かれ、Stella にインタビューを依頼しました。
しかし、ジャパンエキスポ開催中は時間を合わせられなかったため、日を改めてインタビューを行わせていただきました。また、Stella 開発部の方は名前だしNGということでしたので、ステ男(仮名)とさせていただきました。
ケンジ:ステ男さん、タイランドハイパーリンクスのインタビューを受けていただいてありがとうございます。Stellaの開発秘話など、お話を聞かせてください。よろしくお願いします。
ステ男:よろしくお願いします。
ケンジ:まずはステ男さん、ジャパンエキスポ、お疲れさまでした。
ステ男:お疲れさまでした。
ケンジ:実は今回「Stellaってどういう風に動作するアプリなんだろう?」と使用感も伝えられたらなと、見切り発車な中で使用させていただきました。
フェスの選択画面。タイテ管理したいフェスのボックスをタップする。
ケンジ:ざっくりと言うと、フェスイベントのタイテを、自分だけのタイテに編集することができる、っていうアプリですよね。
ステ男:はい、その通りです。特にアイドルフェスのタイテは出演ステージも多く物販も考慮しないといけないので複雑になりがちです。
ケンジ:アイドルフェスは、ライブのタイテと特典会のタイテで、2重にタイテの情報整理が必須なので、たいへんですよね…。
ステ男:そうなんです。私がユーザとして不便だと感じた部分をアプリ化できれば、他にも便利に感じてもらえる人が多いのではないかと思って開発しました。
ケンジ:おおー確かにすごく便利でした。実際、今回のジャパンエキスポで、野外のSORAステージやKAZEステージで、40分近くも遅れるときもあったという、タイフェスらしいマイペンライな状況になりましたよね。でもその押してる状況を確認しながら、Stellaで押し時間を分単位で入力すると、入力した分数に合わせてタイテがちゃんと変化するのは、画期的だなと感じました。
ステ男:ありがとうございます! 今回ジャパンエキスポに初参加しましたが、当たり前のように時間が遅れていて面食らいました(笑)
ケンジ:ジャパンエキスポのあるあるですね(笑)
ステ男:日本のフェスでの話ですが、去年、大雨で数時間押しとなったフェスがあったのをXで知りました。その当時はまだ押し時間に対応させてなかったので、もしそこでStellaが使われていたら無意味だっただろうなと。このままでは不便だし改善点だなと思いまして、押してる時間にも対応できるようStellaに機能を追加しました。
ケンジ:本当にめちゃくちゃ便利でした!
タイムテーブルを調整したいときは、[時間調整]をタップ
調整したいステージを選択して、数値を入力する。左のチェックボックスをタップすると、チェックしたステージが全て調整される。
数値入力画面
数値入力前のデフォルトのタイムテーブル。これが…
数値を入力すると、このようにタイムテーブルがまとめて移動する
ステ男:でも…。公式のタイテに予め休憩時間がある場合、頻繁に時間が前後するのでうまくStellaを活用するのが難しいかもしれません。ですが、今のところは好意的なコメントが多いのでうれしいです。
ケンジ:あー確かに。アーティストとアーティストの転換時間として、ライブの間に5分とか10分とか余裕を持たせてるイベントもありますよね。で、押してる時はそこで押してる時間の短縮調整されたりしますしね…。
ステ男:そうなんです。
ケンジ:まぁでも、それを踏まえてもStellaは大活躍すると思います! アーティストの所にハートマークを付けることで、自分だけのタイテになるのは、「おおっ!」って思いました。
ステ男:うれしいです! DDのためにハートを二段階用意しているので、「できれば見たいステージ」「絶対に見たいステージ」のように使い分けていただければと思います!
気になっているタイムテーブル部分をタップすると、「♡」がつく。2回タップで「♡2」
下部の「♡1 ♡2 ♡3」をタップすると、このように自分だけのタイムテーブルになって、スッキリする
こちらは「♡2」をタップした画面。「♡1」のテーブルが消える
ケンジ:ちなみに、ジャパンエキスポでStellaを出展した反応はどうでしたか?
ステ男:ブースは、共同出展をご提案いただいた神オブ神Tシャツさんの販売がメインだと思ったので、私はチラシを用意して配ったり、StellaのTシャツを着てうろうろすることが主な活動となりました(笑)
ケンジ:StellaのTシャツがあったんですか! 気が付きませんでした。僕も着たかったです(笑)
ステ男:そのStellaのTシャツも神オブ神さんがご好意で作ってくださいました。Stellaは去年のジャパンエキスポに対応していたこともあり、現地では既にアプリを知っていただいていた日本人とタイ人の方々から「Stellaを使っているよ」と声をかけていただきました。
ケンジ:去年、すでに対応してたんですか!
ステ男:Stellaは2023年の夏から運用しているのですが、「2024年のJAPAN EXPOにStellaを使えるようにしよう!」と神オブ神の宣伝担当のなおきさんから熱烈なオファーがあったので、アプリを外国語対応して、ジャパンエキスポのタイテに対応したという経緯があります。
ケンジ:おおー外国語対応!
ステ男:その2024年にStellaをタイのアイドルが拡散してくれたりもして、ユーザー数が一気に増えました。ありがたいです。
ケンジ:あ、えっとですね、ちょっとした疑問なんですが。Stellaで採用されるフェスの選定は、なにか基準がありますか?
ステ男:ユーザ数が少なかった頃は、自分から世の中のフェスやサーキットを調べ尽くして対応させていました。その甲斐あってフェスに対して相当詳しくなりましたね(笑)
ケンジ:調べ尽くしていた…。
ステ男:最近は、フェスの情報やタイテの対応依頼をDMなどでユーザの皆さんからいただいて、その声に応じていることがほとんどです。
ケンジ:確かに。お願いの多いフェスに応じれば、Stellaを使ってくれる人も効率的に増えそうですよね。
ケンジ:それと、タイテのデータ入力は、AIで自動入力ですか?
ステ男:Stellaは、タイテ画像からデータを作るためのソフトも同時に開発していまして、最近は一部AIも取り入れています。なかなか完璧にはできないので全自動とまではいかないですが、リリース当初に比べ9割ほどの手作業が無くなり、かなり効率化してきました。
ケンジ:9割!
ステ男:しかしジャパンエキスポは特殊でして、他のフェスに比べ何倍も時間がかかりました(笑) まだまだ改善の余地ありですね。
ケンジ:いや9割も手作業が無くなった、ってやっぱりAIはすごいですね…。それでもアプリって、改善改善でバージョンアップしていくので、永遠に終わりがないですよね。Stellaに限らずアプリ関連の仕事は大変そうだなと門外漢ながら思ってます。そうそうそれでなんですけど、フェスのタイテっていうStella側でコントロールすることができない外の情報を処理するアプリ、どう考えても面倒臭い仕事でしかない情報を処理するアプリを開発してみようって思ったんですか?
ステ男:以前から、アイドル業界全体が苦労して運営されているように感じていました。
イベンター・事務所・アイドルの皆さんも普段から大変なことが多そうです。
ケンジ:それはそうですね…。
ステ男:それに例えば、タイテを作る人は、タイテ内の出番に矛盾が無いか全て目視でチェックをしているはずですし、もしそういう部分をシステム化できればそういったチェックも一瞬で終えることができます。
ケンジ:確かに…。
ステ男:Stellaはタイテで困っているフェス参加者のために作りましたが、今後はアイドル業界全体が便利に感じてもらえるような仕組み作りにもチャレンジしたいと思っています。
ケンジ:もっと便利になったStellaを使える未来が楽しみです。ステ男さん、インタビューありがとうございました!
ステ男:ありがとうございました!
Stella
https://stellatimetable-app.netlify.app/
https://x.com/stellatimetbl
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