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バンコクのモノレール・ピンクラインの延伸区間「シーラット~ムアントンターニー」(全長3km、2駅)が2025年7月19日に正式開業することが発表されました。これに先立ち、6月末から1カ月間、無料試乗キャンペーンが実施される予定です。
この延伸プロジェクトには総額40.72億バーツが投じられており、2025年1月末時点で工事の進捗率は85.97%(土木工事87.88%、システム関連工事82.22%)に達し、計画より2.17%早く進んでいます。5月末には実際の運行を想定した試験走行が開始される見込みです。
開業後の運賃は15~22バーツに設定されており、2025年9月にはバンコクの都市鉄道で導入が進む「20バーツ均一運賃」の対象となる予定です。
この延伸により、ムアントンターニーへのアクセスが大幅に向上し、イベント会場「IMPACTアリーナ」や商業施設、教育機関などへの移動がよりスムーズになります。また、ピンクライン本線(ケーラーイ~ミンブリー)と接続することで、バンコク中心部への移動の利便性も高まります。
タイ高速鉄道公社(MRTA)の報告によると、2025年1月のピンクライン本線(ケーラーイ~ミンブリー)の利用者数は合計2,108,209人(1日平均68,007人)でした。また、2月1日~17日の利用者数は合計1,022,667人(1日平均36,524人)となっています。利用者数は今後も増加すると予想されています。
新設される「ムアントンターニー駅(PK10)」は3つのプラットフォームを備え、既存のピンクライン本線と延伸区間を接続します。さらに、最終駅となる「IMPACTムアントンターニー駅(MT01)」では、周辺施設へのアクセスが向上します。
IMPACTムアントンターニー駅(MT01)の主なアクセス先:
また、「タレーサープ・ムアントンターニー駅(MT02)」からは、湖周辺エリアや公園、商業施設へのアクセスが可能です。
加えて、IMPACTムアントンターニー駅(MT01)にはIMPACTアリーナやイベントホール「チャレンジャー」までのスカイウォークが新設される予定です。これにより、今後開催される大規模な展示会やコンサート、国際イベントへのアクセスが一層便利になります。
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