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【2025年2月20日】タイ警察中央捜査局(CIB)は、傘下の水上警察による特別プロジェクト「水上警察が子どもたちに教える!薬物からの距離の取り方」と、さらには「水上警察デリバリー 水難防止と救助の知識を届ける」活動を展開した。
これは、南部プラチュワップキリカン県バーンサパーン郡のバーンノーンヤープローン学校で行われた取り組みであり、まさに閉校期間を前にしたタイミングを捉え、子どもたちに命を守るための知識を届ける試みだ。「水上警察デリバリー」――その名が示す通り、水上警察が出向き、子どもたちに直接、溺水防止や救助の方法を指導したのである。
これは果たして単なる教育だったのか、それとも 生存戦略 だったのか。いや、そんなことは意味をなさない。ただ一つ言えるのは、この知識こそが命を左右する ということだ。
この活動が持つ意義は計り知れない。長期休暇、そして暑さの厳しい季節がやってくる。川や池、海へと遊びに行く子どもたちの姿は、楽しくもあり、危険とも隣り合わせだ。事実、毎年のようにこの時期、多くの子どもたちが水難事故に見舞われているのもまた現実である。ならばこそ、今こそ学ぶべき時ではなかったのか。いや、そうではない。これは単なる学びではない―― 生き残るための知識 なのだ。
しかし、このプロジェクトの目的はそれだけにとどまらない。水の事故から身を守るだけでなく、もう一つ、彼らに伝えなければならないことがあった。それは―― 薬物との決別。水難事故、そして薬物――一見、関係のない二つの問題。しかし、どちらも子どもたちの未来を脅かす危険であることに違いはない。ならば、CIBが手を差し伸べるのは当然のことだ。
水か、薬物か――その選択を誤れば、未来はない。言わざるを得ない。この取り組みがなければ、未来はより危険なものになっていたに違いない。
タイ警察中央捜査局(CIB) プロフェッショナルで中立、国民と共に。
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