ラスボス逮捕！バンコク・ホワイクワンで身柄確保

タイ警察は2025年2月18日、コールセンター詐欺を運営していた中国人グループの最後のリーダーとされる男を逮捕しました。男は「ラスボス（last boss）」と呼ばれ、警察の捜査を逃れていましたが、バンコク・ホワイクワン区のコンドミニアムで身柄を確保されました。

事件は同日正午頃、スティサンにあるLuckking社のオフィスを捜索したことから始まりました。捜査はバンコク首都警察の指揮のもとで行われました。しかし、オフィス内には誰もおらず、証拠品がすでに持ち出された形跡がありました。

監視カメラの解析により、詐欺グループの中国籍の男3人が関与していたことが判明し、そのうち2人は2月5日にすでに逮捕されていました。残る1人が「ラスボス」とされる男であり、警察の捜査により、2月7日にオフィスへ戻り証拠品を回収していたことが確認されました。

警察は男の行方を追い、ホワイクワン区のコンドミニアムに潜伏していることを突き止めました。そして同日午後2時30分頃、コンドミニアムに突入し、男を確保しました。部屋からはノートパソコン9台、携帯電話1台、Luckking社の書類ファイル5冊、USBメモリ6個、給与明細1セット、企業のステッカー1セットが押収されました。

警察は男を不法滞在の容疑で逮捕し、さらに詐欺の共謀容疑での立件を進めています。現在、警察は事件のさらなる関係者の逮捕に向けて捜査を続けています。