タイ国際航空機、コックピットのひび割れでバンコクへ引き返し

タイ国際航空のバンコク発シンガポール行きTG401便が、2025年2月16日夜、シンガポール到着目前で突如バンコクへ引き返しました。機内にいた乗客270人は状況が分からず、混乱したと伝えられています。

タイの報道によりますと、同便は午後7時にスワンナプーム空港を出発しましたが、飛行中にコックピットの窓にひびが確認されたため、安全規定に従い引き返す決定が下されたということです。しかし、乗客には理由の説明がないまま、空港職員から「HoldRoom Cで待機し、2月17日午前5時に再搭乗するように」とだけ指示されたとのことで、不安を募らせる乗客も多かったようです。

翌17日、タイのFacebookページ「ฅนข่าว ต้นปราการ」は、「TG401便は21時40分にスワンナプーム空港のBay117に着陸し、270人の乗客がHoldRoom C4で待機しました。原因は技術的なトラブルとコックピット窓のひび割れである」と伝えました。

タイ国際航空は後に声明を発表し、「コックピットの三層ガラスの最外層にひびが確認されたため、安全を最優先し引き返しました」と説明しました。また、代替機を手配し、振替便のTG401Dは本日午前9時にバンコクを出発し、シンガポールへ到着しました。

同航空は、乗客に迷惑をかけたことを謝罪しています。