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タイ北部メーホンソン県パーイ郡の飲食店で演奏していた外国人ミュージシャン4人が2025年2月13日、就労許可を持たずに働いていたとして当局に逮捕されました。各報道が伝えています。
捜査は、チェンマイの入国管理局、メーホンソン県警察、メーホンソン県雇用事務所、内部治安指令部が合同で実施。2月13日夜、パーイ郡ウィアンタイにある「Jazz House Pai」を急襲し、外国人ミュージシャン4人を現行犯で逮捕しました。
この店舗では外国人バンド3組が定期的に演奏しており、逮捕時も4人がステージで演奏していました。警察の突入時、ミュージシャンたちはステージ裏からの逃走を試みましたが、すぐに取り押さえられました。
逮捕されたのは以下の4人です。
・男(アイルランド) – ボーカル・ギター
・男(ブラジル) – ベース
・男(イスラエル) – ドラム
・男(イスラエル) – ギター
4人はいずれも就労許可証を持たずに演奏していたことが確認されました。また、法律で義務付けられている雇用の詳細を15日以内に登録しなかった罪にも問われています。さらに、店舗オーナーも不法就労者を雇用したとして摘発されました。
今回の取り締まりは、1月にメーホンソン入国管理局とパーイの地域住民が行った会合を受けたものです。住民の間では、無許可の外国人労働者が増加し、観光業が地域の環境に与える影響について懸念の声が上がっていました。
当局は、ラオス、ミャンマー、カンボジア、ベトナムを除く外国人の違法就労に対して厳しく取り締まる方針を示しており、住民にも通報を呼びかけています。地域代表は「観光業者の利益だけでなく、地域社会の利益を最優先に考えるべきだ」と強調しており、今後も関係機関と連携して問題に対応していくとしています。
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