|
|
タイ警察は2025年2月13日夜、中国系の違法ポーカー賭博場を摘発し、外国人12人と管理を行っていたタイ人の女1人を逮捕しました。
捜査によると、ヤナワー地区にあるビルの1階は中国料理店として営業していましたが、実際には3階でポーカー賭博が行われていたということです。この建物は過去に薬物事件で死亡者が出た経緯があり、一度閉鎖されたものの、その後別の経営者によって再開されていました。
警察が突入した際、20人以上の外国人がポーカーをプレイしており、そのうち12人を現行犯逮捕しました。逮捕されたのは、中国籍8人、シンガポール籍2人、フィリピン籍1人、インド籍1人で、さらに管理を担当していたタイ人の女1人も身柄を確保されました。一方、10人以上の外国人が逃走したとのことです。
押収品は、タイバーツ319,400バーツ、シンガポールドル5,308セント、中国人民元7,035元、香港ドル12,074ドル、ユーロ100ユーロ、マカオパタカ70元に加え、約600万バーツ相当のチップ、ポーカーテーブルやトランプなどの賭博用具、携帯電話15台、違法輸入された外国産酒45本などとなっています。
逮捕された外国人の一部は「友人に誘われて来た」「タイで賭博が違法だとは知らなかった」と供述しており、特にシンガポールでは合法的にポーカーをプレイしていたため、問題にならないと思っていたと話す者もいたということです。さらに、シンガポール人の1人がオーバーステイしていたことも発覚しました。
また、管理を担当していたタイ人の女は「中国人の雇用主のもとで1年以上働いていた」と述べており、賭博場の運営に関与していた可能性が高いとみられています。
警察は、逮捕者に対して「無許可で賭博を行った罪」を適用し、管理者のタイ人の女には「違法賭博の開催」の罪を適用しました。さらに、賭博を主導した人物の特定を進めるとともに、ビルのオーナーが違法行為を認識していたかどうかについても捜査を継続しています。
関連記事