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タイ当局は、ミャンマーを拠点とする詐欺組織の被害者261人を救出し、本国送還の手続きを進めています。また、国境警備の強化や、各国との協力による越境犯罪対策にも力を入れています。2025年2月13日にタイ政府メディアNNTが伝えています。
プームタム・ウェーチャヤチャイ副首相兼国防相は2月13日、今回の救出を発表しました。しかし、依然として約7,000人が被害に遭っており、さらなる救出活動が必要とされています。
タイ政府は、被害者の出身国と緊密に連携し、彼らがミャンマーと国境を接するターク県に留まることなく速やかに帰国できるよう対応を進めています。すでにアフリカ、南米、欧州、アジア、日本、フィリピン、インドネシアなどの大使館が、自国民の受け入れ準備を整えているとのことです。
また、タイ当局は別の作戦において、地域の武装組織と連携し、コールセンター詐欺組織の指導者を逮捕しました。この組織は、中国人俳優を騙し、詐欺に加担させようとした疑いが持たれています。逮捕された容疑者らは、関連する法律に基づき起訴される見通しです。
中国政府は、タイの国境警備強化の取り組みを評価し、犯罪組織の活動を抑制する上で重要な役割を果たしていると認めました。中国当局も、強制的に詐欺に関与させられていた自国民の送還準備を進めています。
救出された261人は現在、タイ警察の管理下にあり、各国と連携しながら手続きが進められています。プムタム副首相は、全員が適切な審査を受けた上で本国へ送還されるべきであり、一時的な滞在は認められないと強調しました。被害者の数が多い国には、帰国を迅速に進めるためのチャーター便の手配が求められています。
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