両替レート
|
|
タイ北部メーホンソーン県パーイで、外国人観光客による問題行動が指摘される中、観光客数に関する統計の正確性にも疑問の声が上がっています。2025年2月9日の各報道が伝えています。
2024年の統計によりますと、パーイを訪れた外国人観光客は計22万1,776人で、国籍別では以下のようになっています。
1位 イギリス
2位 イスラエル
3位 オランダ
4位 ドイツ
5位 アメリカ
このうち、イスラエル人観光客は3万1,735人に上るとされており、タイ入国管理法第38条に基づき滞在登録が行われています。
しかし、地元の事業者からは「実際の観光客数はこれほど多くないのではないか」との指摘が出ています。観光客が最初の宿泊施設で滞在を登録すると、その情報が入国管理局に報告されますが、数日後に別の宿泊施設に移動すると、新たに登録される仕組みになっています。このため、同じ観光客が二重にカウントされ、統計が膨らんでいる可能性があるとのことです。
実際には、パーイに現在滞在しているイスラエル人観光客は2,000~3,000人程度ではないかと推定されており、統計の信頼性が問われています。
また、パーイでは外国人観光客のマナー違反が問題視されており、特にイスラエル人観光客に対する反感が強まっています。あるレストランでは「イスラエル人お断り」と書かれた看板を掲げる動きも見られました。また、SNSでは観光客の迷惑行為を告発する投稿が相次ぎ、地元の女性店主らが「営業や安全面に影響が出ている」と不安を訴えています。
こうした状況を受け、地元警察は問題のある観光客の特定を進めており、今後の対応が注目されています。
関連記事