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【北京】2025年2月6日午後5時45分(現地時間)、タイのぺートンターン・チナワット首相と中国の李強首相は、中国・北京市の人民大会堂において、タイと中国の機関による13の協力合意の署名に立ち会いました。タイ広報局が伝えています。
今回の合意には、タイと中国の共同声明に加え、経済、投資、税関、科学技術、情報通信など、幅広い分野にわたる協力協定が含まれています。
経済・投資分野では、タイ国家経済社会開発評議会、エネルギー省、東部経済回廊(EEC)事務局が3件の協定を締結しました。また、税関協力に関しては、農業・協同組合省および税関局が3件の合意を交わしています。科学技術分野では、高等教育・科学・研究・イノベーション省とデジタル経済社会省が2件の協定に署名しました。さらに、情報通信分野では、政府広報局とタイPBSが2件の協定を結びました。
署名式には、プラサート・チャンタラルーントーン副首相兼デジタル経済社会大臣、マリット・サギアムポン外務大臣、ナルモン・ピニョシンワット農業・協同組合大臣が出席しました。
今回の協定締結は、両国が共に繁栄と発展を目指す強い意志を示すものです。特に、2025年はタイと中国の外交関係樹立50周年にあたり、「タイ・中国友情の黄金の年」とされています。
また、注目すべき合意の一つとして、タイ政府広報局と中国の新華社通信が、正確で迅速な情報交換を促進し、国境を越えたメディアの課題に対応するための協定を締結しました。さらに、両国間のメディア協力は、サイバー犯罪対策にも貢献し、特にコールセンター詐欺などのサイバー詐欺対策が首脳会談の議題として取り上げられました。
今回の会談および署名式は、2月5日から8日にかけて行われるタイ首相の公式訪中の一環です。ぺートンターン首相は、2月7日にハルビンで開催される第9回アジア冬季競技大会の開会式にも出席する予定です。
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