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2025年2月6日、タイと中国は国境を越えた犯罪の取り締まりを強化することで合意しました。両国政府は、警戒システムを導入し、オンライン詐欺などの違法行為を根絶することで、人々の安全を守る方針を確認しました。
ペートンターン・チナワット首相は2月6日、中国の習近平国家主席を表敬訪問しました。今回の訪問は、中国の李強国務院総理の招待を受け、2月5日から8日までの日程で行われています。
ペートンターン首相は、中国や周辺国と協力し、タイを経由地とするコールセンター詐欺グループの摘発に本格的に取り組む考えを示しました。また、タイを訪れる観光客の安全確保にも重点を置いていると述べました。
習近平国家主席は、両国の関係者が引き続き法執行や安全保障分野での協力を強化し、地域レベルでも連携を深める必要があると強調しました。特に中国人を標的とした犯罪組織に対し、タイ政府が最近講じた対策、例えば不正行為を阻止するための送電遮断措置などに謝意を示しました。
また、習主席は、両国の協力をデジタル経済、高速鉄道開発、文化交流、奨学金支援などの分野にも拡大するよう呼びかけました。さらに、2025年に迎えるタイ・中国外交関係樹立50周年を記念した交流活動についても議論され、両国民の相互理解と友好関係の促進を目指す方針が確認されました。
ペートンターン首相は、中国が人材育成における協力を重視していることを歓迎し、タイとしても教育・文化交流プログラムや「ソフトパワー」の推進を通じ、人々の能力向上を図る考えを示しました。
また、中国側はタイのBRICSパートナー国入りを祝福しました。両国は、国際連合(UN)や東南アジア諸国連合(ASEAN)などの場で、それぞれの役割を支え合うことを確認しました。
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