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タイ国家災害予防・軽減指令センターは、タイ東北部および南部の大気質が改善したと発表しました。この改善は、全国的な野焼き禁止令の厳格な施行によるものとされており、不法な農業焼却の取り締まりが強化されたことで、50県において火災の発生箇所が減少しているとのことです。当局は引き続き、汚染レベルの管理に取り組んでいます。タイ政府メディアNNTが2025年2月5日に伝えています。
タイ国家災害予防・軽減指令センターの副報道官によると、政府の対策として強化された法執行と国民の協力により、多くの地域で大気汚染が大幅に改善されたといいます。地理情報・宇宙技術開発機構(GISTDA)の記録によれば、現在タイ国内で確認されている火災の発生箇所は506ヵ所で、その多くはサトウキビ農園や農業地帯に集中しているとのことです。
また、当局は排出ガス違反や違法焼却に対しても厳しく対処しています。全国で6,100台以上の車両検査を実施し、過剰な黒煙を排出していた266台の車両を摘発しました。バンコクでは546台の車両が検査され、258件の違反が確認されています。さらに、無許可の農業焼却に関与した28人が逮捕されました。
副報道官は、大気質の改善を維持するためには国民の協力が不可欠であると強調しています。指令センターは引き続き、農家や企業に対し焼却規制の遵守を求めるとともに、車両所有者には排出ガスが環境基準を満たすよう促しています。また、不法な焼却の通報は24時間対応のホットライン「1784」で受け付けており、当局が即座に対応できる体制を整えています。
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