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タイのインスタントティー調査、85%が複数の合成着色料を使用

2025年2月5日 配信

タイの消費者評議会は2025年2月3日、インスタントティーおよび調整済みティー20ブランドの試験結果を発表しました。その結果、85%の製品が2種類以上の合成着色料を使用し、50%がラベル表示を不完全にしていたことが明らかになりました。



この調査は、消費者財団および「ฉลาดซื้อ」誌と協力して実施され、2024年11月にバンコクおよび近郊地域で20サンプルを収集。食品添加物や合成着色料の検査が行われました。

試験の結果、全サンプルから合成着色料が検出され、特に「Sunset Yellow FCF(INS110)」はすべての製品に含まれていました。また、「Tartrazine(INS102)」や「Ponceau 4R(INS124)」など、6種類の着色料が確認されました。

さらに、50%の製品が成分表の記載が不十分で、食品分類ができない状態だったことが指摘されています。消費者評議会は、正確な情報が提供されないことで消費者の選択が制限され、安全性にも影響を及ぼす可能性があると警鐘を鳴らしました。

今回の結果を受け、消費者評議会は食品医薬品庁(FDA)に対し、着色料の使用規制の見直しやラベル表示の改善を求めています。また、企業に対しては、天然着色料を使用した製品の提供を促すよう提言しました。

専門家は、合成着色料は一定の基準内で安全とされていますが、個人の体質によって影響が異なる可能性があると指摘。消費者に対しては、できるだけ無着色のインスタントティーを選ぶことや、食品医薬品庁の認証を確認することを推奨しています。

消費者評議会は今後も市場の監視を強化し、食品の安全性向上に向けた取り組みを続ける方針です。

 

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