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タイ警察は2025年1月31日、17カ国の大使や代表とともに、越境犯罪やオンライン犯罪対策について協議しました。会議にはスリランカ、インドネシア、ラオス、ミャンマー、タンザニア、フィリピン、マレーシア、中国、ブラジル、アメリカ、モロッコ、インド、ケニア、ウクライナ、バングラデシュ、ロシアの大使および代表が参加したほか、国連薬物犯罪事務所(UNODC)、タイ外務省、タイ国政府観光庁の関係者も出席しました。
タイ警察は、不法入国や外国人による犯罪組織の結成、違法ビジネスの運営などの問題に対応するため、取り締まりを強化しています。特に、詐欺グループの被害者救済にも力を入れており、最近では中国人俳優がタイ警察によって保護されました。
問題解決に向け、タイ警察は7つの厳格な対策を発表しました。外国人の入国前対策、空港および国境での入国審査強化、国内の検問設置、宿泊施設や観光地の監視と国境の封鎖、潜伏先や移動ルートの積極的な調査、国境周辺の厳戒態勢、国際協力と情報共有の強化が含まれます。各国の関係機関と連携し、実効性のある解決策を進めていく方針です。
会議では、コールセンター詐欺などの国際犯罪対策として「国際調整センター」の設立が決定されました。各国の大使館が協力を表明し、不法入国の阻止や不法滞在者の取り締まり、犯罪対策の強化を目的として、24時間体制で情報共有と連携を進めることになりました。
タイ警察は、センター設立準備期間中も毎朝8時30分に状況を評価し、進捗を確認する会議を行います。2月1日から本格的に運用を開始し、迅速な問題解決を図るとしています。国際的な協力体制の確立により、タイ国内の犯罪抑止が一層強化される見込みです。
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