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【PM2.5】タイ各地での大気汚染が悪化、2月3日まで継続の見込み

2025年1月31日 配信

タイ国家防災・緩和指令センターは、タイ国内の複数の地域でPM2.5の大気汚染レベルが上昇しており、2025年2月3日(月)までこの状況が続く見込みであると警告を発しました。タイ国営メディアNNTが2025年1月30日に伝えています。



これを受け、当局は野外での焼却を厳しく禁止し、取り締まりを強化しています。特に空気の質が安全基準を下回る地域では、健康リスクを軽減するための即時対策が講じられています。

タイ保健省は、子ども、高齢者、妊婦、心疾患患者、呼吸器疾患患者など、約17万8,000人の脆弱な人々を支援するために医療チームを動員しました。各県に76の緊急医療チーム、各郡に878の医療チームを派遣し、直接的な医療支援を提供しています。また、緊急医療・公衆衛生対策センターを稼働させ、保健ボランティアが地域住民に防護策を指導しています。

特にPM2.5の影響が深刻な地域として、チェンライ、ランプーン、ピサヌローク、スコータイ、ノンタブリ、サラブリ、ペッチャブリ、ナコンパトム、サムットサコン、プラチュワップキリカンの10県が挙げられています。

汚染への曝露を軽減するため、18万枚以上の一般的なマスクと110万枚のN95マスクが配布されました。バンコクでは、保健局がさらに37万7,000枚のマスクをリスクの高い人々に提供しています。N95マスクは防護効果が高いですが、長時間の使用には適さないため、汚染レベルが特に高い地域では、標準的なマスクを2重にして着用することが推奨されています。

指令センターは、「予防、抑制、支援、粉塵削減」の方針を強化し、法執行機関には違反者への即時措置を指示しました。毎日、中央指令部への報告が義務付けられており、規制を徹底できない機関には直接介入が行われる見通しです。

当局は、国民に対し今後の大気の状況に注意し、必要な防護策を取るよう呼び掛けています。

 

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