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【2025年1月29日】タイ警察中央捜査局(CIB)は、スパンブリー県の空を取り戻すべく立ち上がった。「青空奪還作戦(ทวงคืนฟ้าใส)」の名のもとに、違法な炭焼き工場にメスを入れたのだ。
スパンブリー県ソーンピーノーン郡バーンレン―ここに、ひっそりと煙を立ち上らせる炭焼き工場があった。だが、その煙はただの煙ではない。違法な操業のもと、許可なく放たれた煤と悪臭が住民の健康を脅かしていたのだ。CIBは、地元行政機関と連携し、4カ所に及ぶ違法工場の摘発に踏み切った。
摘発により明らかになったのは、数年にわたり密かに続いてきた環境犯罪の実態である。4カ所の工場には合わせて20基の炭焼き窯が設置され、それぞれの運営者が周囲の目を逃れながら操業を続けていた。CIBの捜査のもと、39歳から62歳までの4名の容疑者を逮捕。彼らは、住民の健康を顧みることなく、大気を汚し続けていたのだ。
今回の摘発により、違法工場の運営者たちは地元行政機関へと引き渡され、行政処分が下されることとなった。だが、これは終わりではない。澱んだ空はまだ浄化の途中にある。CIBは、さらなる環境犯罪の摘発へと動き出す。
タイ中央捜査局(CIB)
プロフェッショナルで中立、国民と共に。
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