ラオス、バス事故の負傷者を治療のためタイへ送る

   

2025年1月27日 配信

 
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ラオスは、観光バスの事故で負傷した乗客を現地で対応できないため、タイへ搬送し治療を受けさせることを決定しました。事故は、2025年1月26日(日)朝、ラオスのビエンチャンとパークセー間で発生しました。バスがコントロールを失い道路を外れて木に衝突したもので、現場はサラワン県コンパペン地区(タイのウボンラチャタニ県ナーターン郡に接する地域)です。タイの英語メディア The Nation Thailandが伝えています。



この事故により、40人以上の外国人乗客が負傷しました。ラオスの救急隊は負傷者をチャンパーサック県内の病院へ搬送しましたが、重傷者を含む多数の負傷者がいたため、対応しきれない状況に直面しました。これを受け、ラオス側はタイのウボンラチャタニ県知事と連携し、救急車を派遣して負傷者をウボンラチャタニ県内の病院へ移送する支援を要請しました。

要請を受けたウボンラチャタニ知事は、地域の主要病院であるスンパシットティプラソン病院および地元の病院と調整し、緊急患者を受け入れる準備を指示しました。

初期報告によると、負傷者14人がウボンラチャタニ県の病院に送られ、そのうち13人は重傷(赤区分)、1人は中等傷(黄区分)とされています。最初の負傷者である33歳のベトナム人女性(バス運転手の妻)は、右脚を骨折し、午後2時30分にプリンス・ウボンラチャタニ病院に搬送されました。2人目の患者であるベトナム人運転手は、右半身に重傷を負い、午後4時20分に到着後、緊急診断と治療計画のために直ちに救急室に送られました。

負傷したベトナム人女性の叔母(50歳)は、事故車両が義理の甥の所有であることを明らかにしました。事故発生時、状況を知らなかった彼女は、知らせを受け現場に急行しました。そこで義理の甥が重傷を負い、姪が脚を骨折しながらも意識がある状態を目の当たりにしてショックを受けたと語っています。彼女によれば、事故に遭ったバスは使用開始から約5か月しか経っていなかったとのことです。

午後5時現在、9人の負傷者がタイの病院へ順次搬送されていますが、詳細や名前の確認は引き続き行われています。

 
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