未承認の血糖値測定スマートデバイスに注意喚起

タイ食品医薬品局（FDA）は、血糖値を測定できると宣伝されているスマートウォッチやスマートリングの使用について、公衆に向けた警告を発表しました。これらのデバイスは科学的な根拠や十分な証拠が不足しており、医療用途には信頼性がないと判断されています。タイ国営メディアNNTが2025年1月26日に伝えています。

FDAは、未承認のデバイスに依存することの危険性を強調。特に、不正確な測定結果が誤った治療判断を引き起こし、深刻な健康リスクや生命を脅かす可能性があると警告しています。これに対し、FDAは穿刺器具を含む承認済みの血糖値測定器を使用することを推奨しています。

FDAは、スマートウォッチやスマートリングの中で、血糖値測定機能を持つとされる未承認のデバイスの広告をすでに停止させています。さらに、これらのデバイスを適切な承認なしに販売している製造業者や輸入業者に対し、法的措置を進めています。現時点で、タイ国内で販売されているスマートウォッチやスマートリングの中で、血糖値測定に関するFDAの認証を受けた製品は存在しません。

FDAはまた、疑わしい医療機器を見つけた場合には、ホットライン、メール、または地方保健所を通じて通報するよう市民に呼びかけています。これにより、FDAが迅速に調査を行い、必要な対策を講じることができるとしています。

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