タイ警察「男性諸君！公共トイレ利用時には注意」と呼びかけ

タイ警察中央捜査局傘下のサイバー警察が2025年1月17日、公共トイレでの隠し撮り動画を秘密グループで販売していた28歳の男を逮捕しました。1か月間で約10万バーツを稼いでいたとされ、被害者は子どもから大人まで40人以上にのぼります。

サイバー警察のオンラインの児童性的搾取対策グループが、SNSプラットフォーム「X（旧Twitter）」で、公共トイレで撮影された隠し撮り画像が投稿されていることを確認しました。投稿では、動画の完全版を見るために299バーツのTrue Moneyカードを支払い、テレグラムの秘密グループに参加するよう誘導していました。

グループ内では、隠し撮りされたポルノ動画が多数拡散されており、子どもや大人の男性が被害に遭っていました。調査の結果、金銭を受け取っていたのは28歳の男であることが判明しました。

1月17日午前7時、バンコクのバンカピ区にある容疑者の住居を捜索したところ、以下の物品が押収されました：

・携帯電話2台
・タブレット1台
・金銭の受け取りに使用された銀行口座の通帳1冊

また、容疑者が使用していたテレグラムのアカウントや、Googleドライブに保存されていた3,000以上のファイルも確認されました。

容疑者は、動画の撮影をすべて自身で行い、公共トイレで隠し撮りした映像を秘密グループ内で販売していたことを認めました。この活動により、1か月で約10万バーツの収益を得ていました。

サイバー警察は、児童ポルノや違法な性的搾取に関する情報を見かけた場合、緊急通報番号191またはサイバー警察ホットライン1441に通報するよう市民に呼びかけています。警察は、子どもや若者が被害者とならないよう、市民の協力を求めています。