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タイ警察は2025年1月19日、タイ中部サムットプラーカーン県ムアン郡にある倉庫を捜索し、中国から密輸された多量の蚊取り線香を発見しました。これらは、危険な化学物質を含む可能性が指摘されています。
警察は「違法に輸入された商品であることを知りつつ、それを隠匿、販売、または引き受けた罪」で摘発。捜査の結果、密輸された蚊よけ商品など約380箱押収されました。
警察は、違法輸入品が市販されているとの情報を入手し、サムットプラーカーン地方裁判所から捜索令状を取得。その後、倉庫内を詳細に捜索しました。捜索では、税関を通過していない密輸品である蚊取り線香が発見されました。倉庫の管理者は税関手続きに関する書類を提示できず、商品の輸入や販売に必要な許可も取得していないことが確認されました。
タイ食品医薬品局(FDA)は2023年に、海外製蚊取り線香の使用について警告を発しています。これらの製品には、ピレスロイド類(Pyrethroids)、メペルフルスリン(Meperfluthrin)、ダイミフルスリン(Dimefluthrin)といった有害物質が含まれている可能性があり、大量に吸入すると、めまい、頭痛、嘔吐、筋肉のけいれん、疲労、痙攣や昏睡状態が主な症状が出る可能性があります。そのため、蚊取り線香を購入する際は、タイ語ラベルと製品番号が明記されたものを選ぶことが推奨されています。
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